代替テキストは、画像と同じ情報を提供することが基本です。しかし、長すぎるとかえって内容が分かりにくくなることがあるため、注意が必要です。
代替テキストを簡潔にする理由
スクリーンリーダーなどの読み上げソフトは、代替テキストを最初から最後まで一度に読み上げる場合があります。もし内容を聞き逃してしまうと、長いテキストを最初からもう一度聞かなければならず、利用者にとって大きな負担になります。
このため、代替テキストはできるだけ簡潔で分かりやすく書くように心がけましょう。
長い代替テキストの対処法
もし画像の説明が長くなる場合は、以下の方法を検討してください。
- 画像の近くに説明テキストを配置する
- 代替テキスト自体は短くし、画像に関する詳細な説明は、画像のすぐそばにある通常のテキストで記述します。
- 代替テキストには、その説明が「画像の後の本文で説明しています」のように、説明の場所を示すと良いでしょう。
- HTMLの適切な要素でマークアップする
- 説明文に見出しやリスト項目が含まれている場合は、HTMLで適切な要素(<h1>や<p>,<ul>)を使ってマークアップし、構造を明確にします。
具体的な記述例
- 画像が図表の場合
- 代替テキスト:「○○○○の図。詳細は、この後の本文で説明しています。」
- 画像がグラフの場合
- 代替テキスト:「○○○○のグラフ。データは、この後の表で説明しています。」
- さらに、画像の直後に<table>要素(表組み)を使って、グラフと同じデータを提供すると、情報が確実に伝わります
外部リンク
画像の説明が長すぎる場合、すべて代替テキストとして記述していいのでしょうか( ウェブアクセシビリティ基盤委員会)
非テキストコンテンツに対して、それと同じ目的を果たし、かつ同じ情報を示す、簡潔なテキストによる代替を提供する(W3C)
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